参加者募集中!2026春の地域医療体験

TtF2026年春の高校生向け地域医療体験は、南房総市立富山国保病院(千葉県)と津和野共存病院(島根県)の2病院で行うことになりました。
少子高齢化、人口減少、若者の流出、医師不足、そして診療科偏在──。海と山が織りなす豊かな自然に恵まれつつも、日本の地方は多くの課題に直面しています。今回、高校生を受け入れる2病院も例外ではなく、医療資源が限られるなか若手とベテランが協働しながら懸命に人々の健康と命を守りつづけています。今回のプログラムで体験するのは、みなさんが医療現場で実際に働くであろう10年、20年先の社会。この未来を先取りした現場で日々奮闘する医療スタッフたちに密着し、患者さんと深く関わる1週間の体験学習です。主体的に行動すれば私たちが直面する課題が見え、将来を考えるきっかけをつかめるはずです。
参加する生徒は外来診察や訪問診療などを体験しながら、入院患者さんを担当して「どうしたら患者さんを幸せにできるのか」というミッションに取り組みます。苦しむ人に手を差しのべる気持ちがあるか、命を預かる覚悟はあるか。リアルな医療現場を経験して自らの気持ちを確認してください。
2つの医療体験では、それぞれ下記メンバーがみなさんをサポートします。

STAFF
Iさん(南房総市立富山国保病院に同行予定)
2025年3月に医師国家試験合格、新潟大学医学部卒。「教育の現場で学んでから医師になる」という信念のもと、1年間だけ小学校支援員を務めるなど教育に携わっている最中です。二刀流メンターですが、2026年4月から新潟県内の基幹病院で研修を始めることが決まっています。よろしくお願いします!

STAFF
Yさん(津和野共存病院に同行予定)
島根県大田市出身、島根大学医学部5年。島根大学医ゼミサークル(通称:おろぴょん)代表として、第68回全国医学生ゼミナールin島根の全国実行委員長を務めました。「いつも笑顔で明るく」をモットーに、多くの人と仲良くなるのが得意なメンター!趣味はミュージカル観劇やピアノです!

STAFF
Mさん(津和野共存病院に同行予定)
高2の夏にTtF医療体験を経験して、2025年に岡山大学医学部に進学。夏の医療体験で初めてメンターを務め、日本地域医療学会で発表する高校生たちもサポートしました。高校生に一番近い立ち位置だと思うので、何でも相談してください。現在、チェロ演奏を頑張っているけれど、山登りも好きです!
- 対象:医師になりたい高校生 ※対象学年は詳細をご確認ください
- 募集期間:2025年12月20日(土)〜2026年1月17日(土)夜23:59締切
- 応募方法:下記の応募フォームからご応募ください。※2026春は一般公募枠/賛助会員校枠の区別はありません
- 感染症対策:患者さんを担当する本格的な体験学習のため、医療従事者と同等の免疫が求められます。応募前に4感染症(風疹、麻疹、水痘、流行性耳下腺炎)の抗体検査を受け、現在の抗体価を応募フォームに記入してください。詳細は下記ボタンからご確認ください。
※2026春はインフルエンザのワクチン接種も必要です
- 1次選考:フォームに記入した内容がエントリーシートになり、これをもとに1次選考を行います。結果は2026年1月23日(金)午前、面接日時とともに連絡する予定です。
- 2次選考:2026年1月25日(日)~1月28日(水)、Zoomによる面接。25日は午後、26日~28日は午後8時以降の予定です。
- 参加生徒の確定:2月2日(月)に結果通知。参加が決まった生徒には後日、抗体検査結果の写し等を提出(郵送)してもらいます。
- 参加費:1人5万円(交通費、宿泊費、食費、保険等は自己負担)
- 交通費と感染症対策費の補助:医療体験学習に参加する生徒の交通費と感染症対策費を補助します。詳細は「奨学制度」のページをご確認ください。
※医療の最前線で行われるプログラムのため、内容や日程に変更が生じる場合があります。ご了承ください。
※各病院へのお問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせはTouch the Future事務局(info_ttf@t-t-f.org)までお願いします。
※医療体験の様子はTtFスタッフが写真や動画で記録し、ウェブサイト等で紹介する予定です。協力いただける場合に限りご応募ください。
参加を希望する生徒は、下の特設フォームからお申し込みください(2026春は一般公募枠/賛助会員校枠の区別はありません)。1500文字程度の小論文課題などがあり、課題による1次選考、オンライン面接による最終選考を行います。
南房総市立富山国保病院 千葉県南房総市
南房総市は2006年、房総半島南端の7町村が合併して誕生しました。三方を海に囲まれ少し足を伸ばせば山と丘陵もある自然豊かな環境が特徴です。嶺岡地区では江戸時代中期から外国産の乳牛が飼われ、その酪農文化を受け継ぐ味わいは現代でも息づいています。しかし、人口減少は著しく、合併当時の人口が4万5000人を超えていたのに対して2022年には3万6000人台まで落ち込み、歯止めはかかっていません。
そして、この地域の人々の健康と命を守りつづけているのが南房総市立富山国保病院。JR内房線・岩井から車で約20分、伊予ヶ岳の麓にたたずむ一般病床47、感染病床4の小さな病院です。医療資源が限られたなか、他の医療機関や介護・福祉との連携をとりながら人々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう診療を行っています。
コロナ渦では感染症指定医療機関として病棟を新型コロナウイルス感染症専用病棟として運用して地域に貢献しました。
高校生の地域医療体験では、自治医科大学卒業後にこの地域で研鑽を積んだ総合診療医の山田悟史病院長がリーダーとなり、若手の医師や看護師、社会福祉士らが生徒たちを手厚くサポートします。参加する生徒一人ひとりが入院患者様を担当するため、「質問する力」「疑問に思ったことをそのままにしない積極性」が求められます。「なぜ?」という探求心、簡単には諦めないしなやかさのある方の参加をお待ちしています。

■期間
2026年3月21日(土)集合~28日(日)朝解散 院内外医療体験5日間
■主なスケジュール
3/21(土)13:00、JR内房線・岩井駅集合--病院オリエンテーション/22(日)医療圏を知るフィールドワーク/23(月)─27(金)院内外で地域医療体験学習/28(土)午前、JR岩井駅で解散
■対象と定員
高校生4名
■参加費
5万円
※交通費、宿泊費、保険、食費は自己負担
■宿泊
病院宿舎(2階建て一軒家、男女別室)/病院のご厚意で宿泊費無料/朝夕食は生徒と医学生、TtFスタッフで自炊/昼食は職員食堂を利用
■感染症対策
・集合3日前に新型コロナウイルス感染症及びインフルエンザ検査キットで陰性を確認
・集合日の朝、改めて上記検査キットで陰性確認
・2週間前からの健康観察・行動記録表の提出
・風疹、麻疹、水痘、流行性耳下腺炎のワクチン2回接種済みが参加条件です(▶詳細を確認)
■補助
・感染症対策費:上限2万円で補助
・交通費:上限5万円で補助(▶奨学制度を参照)
■その他
3/21~28、格安レンタカーで中古のミニバン1台を借ります。ミニバンは下記で使用し、レンタカー代とガソリン代は均等割りで生徒負担。医療体験後に参加費と合わせてご請求します。
・JR岩井駅-病院の移動:送迎用に利用。バスは1日4~5本しかありません
・病院のある富山地区には商店が限られているため、買い物は車で約20分の岩井地区へ
・災害発生時の緊急避難用としても利用
※重要
下記を確認のうえ、ご協力いただける場合に限りご応募ください
・医療の最前線で行われるプログラムのため、内容に変更が生じる場合があります。ご了承ください。
・各病院へのお問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせはTouch the Future事務局(info_ttf@t-t-f.org)までお願いします。
・医療体験の様子はTtFスタッフが写真や動画で記録し、ウェブサイト等で紹介します。
・2月上旬にはオンラインのキックオフMTGを行い、この後も週1回のペースでメンターと学ぶオンラインMTGがあります。参加が確定後にLINEグループを作り、メンターと日程調整をしますので、必ず参加してください。これらMTGは3/22(日)に行うフィールドワークに欠かせない事前学習です。
津和野共存病院 島根県鹿足郡津和野町
津和野町は島根県南西部の中山間地に位置しており、その中心部は山間の小さな盆地に街並みが広がる城下町です。日本有数の清流として名高い高津川水系の源流域にあるため稲作はもちろん、山間では山葵(わさび)が栽培され、山頂エリアには“天空の牧場”もあります。
この美しい町も高齢化率50%を目前に控え、2045年には人口が半減すると推測されています。少子高齢化に歯止めがかからず、交通空白地区が多数存在する中、地域の医療・福祉・介護を担うネットワークの中心にあるのが公設民営の医療法人橘井堂・津和野共存病院です。ふるさとの医療と暮らしを守り、患者さんの「生きたい人生」「過ごしたい場所」「暮らしたい家」で最期まで過ごせる町を作る──。この強い志のもと全てのスタッフが連携して奮闘しています。
高校生の地域医療体験では、離島などで研鑽を積んだ総合診療医の濵﨑雅文副院長がリーダーとなり、看護師、社会福祉士らが生徒たちを手厚くサポートします。今回の医療体験では特に多職種連携の大切さを体験してもらう予定です。参加する生徒一人ひとりが入院患者様を担当するため、「質問する力」「疑問に思ったことをそのままにしない積極性」が求められます。「なぜ?」という探求心、簡単には諦めないしなやかさのある方の参加をお待ちしています。

■期間
2026年3月21日(土)集合~28日(土)解散 院内外医療体験5日間
■主なスケジュール
3/21(土)13:00、JR津和野駅集合--病院オリエンテーション/22(日)医療圏を知るフィールドワーク/23(月)─27(金)院内外で地域医療体験学習/28(土)午前、JR津和野駅で解散
■対象と定員
高校生4名
■参加費
5万円
※交通費、宿泊費、保険、食費は自己負担
■宿泊
病院から徒歩8分の津和野町の移住者向け「お試し暮らし住宅」(2階建て一軒家、男女別室)/1泊1,000円、光熱費含む。最終日、現地で支払い/朝夕食は生徒と医学生、TtFスタッフで自炊/昼食は職員食堂または院内売店
■感染症対策
・集合3日前に新型コロナウイルス感染症及びインフルエンザ検査キットで陰性を確認
・集合日の朝、改めて上記検査キットで陰性確認
・2週間前からの健康観察・行動記録表の提出
・風疹、麻疹、水痘、流行性耳下腺炎のワクチン2回接種済みが参加条件です(▶詳細を確認)
■補助
・感染症対策費:上限2万円で補助
・交通費:上限5万円で補助(▶奨学制度を参照)
※重要
下記を確認のうえ、ご協力いただける場合に限りご応募ください
・医療の最前線で行われるプログラムのため、内容に変更が生じる場合があります。ご了承ください。
・各病院へのお問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせはTouch the Future事務局(info_ttf@t-t-f.org)までお願いします。
・医療体験の様子はTtFスタッフが写真や動画で記録し、ウェブサイト等で紹介します。
・2月上旬に行うキックオフMTG、キックオフMTG後に週1回のペースでメンターと学ぶオンラインMTGに必ず参加してください。これらMTGは3/22(日)に行うフィールドワークに欠かせない事前学習です。

